摺動性・摺動コーティング
可動部や挿抜が行われるような部位は、摩擦による磨耗が発生しやすいため、内容物が外部に漏れるのを防ぐ性能が求められる場合には、摩耗はその部位の不良につながる。その対策としてその部位の素材に滑りやすさ(摺動性)が求められる。コーティングやオイルの練りこみ、自己摺動性のある材料を使うことで対策としているケースが多い。摩擦・磨耗を低減させる目的で表面に薄膜を付与し、浴槽へのディッピングや吹きつけによる塗布方法が一般的である。他に蒸着による方法がある。
この加工方法でよく製作される製品
- 自動車部品のコーティング:エンジン部品、車輪の軸受けなど
- 工業製品のコーティング:機械部品、ベアリングなど
- 医療機器のコーティング:摺動性コーティングされたプラスチック部品、ゴム製品