フローサイトメトリー

微細な粒子を流体中に分散させ、その流体を細く流し、個々の粒子を分析する測定手法。装置をフローサイトメーター、分取する装置をソーターと呼び、主に細胞を個々観察する際に用いられる。マイクロ流路内は常に層流となる為細胞のような微粒子を容易に分離、分析出来る。観察は光学手法を取る事からマイクロ流路部分は高透明材料が使用される。

備考

フローサイトメトリーは、細胞表面に存在する特定のタンパク質や抗原を特定するために、蛍光標識抗体と組み合わせることが一般的。これにより、特定の細胞サブポピュレーションをマーカーによって識別することが可能となる。さらに蛍光染料を用いることで、細胞の生死、細胞サイクル、細胞内のタンパク質発現など、さまざまな細胞の情報を同時に解析することができる。