マイクロ流路
超微細加工(幅・高さが数10ミクロン)により、溝形状の流路を形成したもの。溝の中に毛細管現象を利用するなどして培養液を流し込み、その流路内の物質の判定や計測を行う。一般的に流路内の物質の判定や計測にはレーザー光線が使用される為、流路、フタ共に自家蛍光性の少ない素材が求められる。主な流路の材料としてガラスやPDMSが用いられる。
備考
UV照射やオートクレーブなどの滅菌処理においても劣化がないため、場合によっては洗浄・滅菌処理などをして繰り返し用いることも可能。リユースについては、コスト面でもメリットがあるが、製造ばらつきによる精度を揃えたい場合にも有効。